イタリア語でパン・ディ・スパーニャとは直訳すると″スペインのパン″。
「へ~、どんなパンなの?」と思われるでしょうが、実はこれスポンジケーキのことなんです。
なんで?と私も思っていたのですが・・・・。遡るは18世紀中ごろ。ジェノヴァ共和国のケーキ職人がスポンジケーキに似たものを考案し、それをスペインに駐在していたジェノヴァの大使がパーティーで出したところ、美味しい美味しい!!との声。このケーキは゛パスタ・ジェノヴェーゼ″と呼ばれたらしいのですが、その後もう少しシンプルなレシピで作られたいわゆるスポンジケーキは、その大使の貢献に敬意を表し″パン・ディ・スパーニャ″と名づけられたのだそうです。
私は最初、″パン・ディ・スプーニャ(スポンジのパン)″だとてっきり思いながら1年間を過ごしていました。だって、そうでしょう。
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